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ストーリーを売れば競合には負けない!僕がペットシッターを決めた『ガンで死んだウサギ』の話

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[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/09/7b24f195b7a2bcf9fefa7c5d14a739d4.jpg” type=”l”]商品を売るな!ストーリーを売れ!
ってどういうこと??[/voice]

あなたがモノを買うとき、サービスを受けるとき、何を決め手にしていますか?
性能やサービスの質は、どこも似たりよったりになってきています。

安さや保証で決める人も多いかもしれませんが、実は一番強い決め手になるのは『ストーリー』です。

人はストーリーでモノを買います。
このテクニックをストーリーテリングと呼びます。

ストーリーテリングとは 引用:コトバンク
「ストーリーテリング」とは、伝えたい思いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの“物語”を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法のことです。抽象的な単語や情報を羅列するよりも、相手の記憶に残りやすく、得られる理解や共感が深いことから、企業のリーダーが理念の浸透を図ったり、組織改革の求心力を高めたりする目的で活用するケースが増えています

ちょっとわかりにくいですが、簡単にいうと

  • 開発ストーリー
  • 商品を買った未来

などがこれに当たります。

開発ストーリーだと、
[aside type=”boader”]

  • 『ニキビで悩む娘のために必死で開発したニキビケア、悩める年ごとの女の子はぜひ使ってください!』
  • 『一時は開発中止が決定しましたが、クラウドファウンディングを通して再開発が決定し、ついに発売まで至りました!』

[/aside]

このようなものです。
どんな思いで作られたものか、というのは人の心に強く響きます。

そして、次に商品を買った未来。ベネフィットともいいます。
ジャパネットたかたの会長が未来のストーリーを見せていますね。

[aside type=”boader”]
『この大型TVがリビングにあれば、子供たちは子供部屋にこもらず家族の時間が増えるでしょう!』[/aside]

などなど。

未来の明るいストーリーを想像すると、つい買ってしまいますよね。

こんな風にストーリーテリングをうまく使ったビジネスはたくさんあります。
そして、今回は僕自身が『ペットシッターを決めた』ストーリーテリングについてまとめました。
買わされている感もなく、自然に契約を決めてしまった実体験をご紹介します。

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実体験|僕がペットシッターを決めた理由

うちには3歳のウサギがいます。実家に1週間帰る予定があり、ペットシッターをお願いすることにしました。


[aside type=”boader”] 『神奈川県 ペットシッター』と検索するとたくさんの業者が出てきます。
たくさんの企業が出てくるなかでも、僕が決めたのは個人のペットシッターでした。[/aside]

そのペットシッターさんは50代くらいの優しい雰囲気のおばちゃん。
見積もりで自宅で打ち合わせをしました。
[box class=”blue_box”]

  • 毎日、報告のメールの際にウサギの写メをつけて報告してくれる
  • 留守中のエアコン、泥棒たいさくに電気をつけたりしてくれる
  • おまけのオヤツ付き

[/box]

など、サービスとしてしっかりしていると納得できる説明を受けました。しかし、この段階では正直競合他社と何も変わりませんでした。(むしろ、交通費も払うので少々高いくらい)

でも、雑談をする中で決定的なことがありました。それこそがペットシッターさんの過去のストーリー

ペットシッターになったきっかけは4歳のウサギが死んだこと。

そのペットシッターさんは、過去にウサギを亡くしたことがあるとのこと。
そのころはまだペットシッターをしておらず、純粋にペットとして飼っていた子らしいです。

[aside type=”boader”] はじめての子で大切に育てていたのですが、ある日ガンが発覚したとのこと。
ウサギは8歳〜長生きな子は10歳以上生きます。そう考えると4歳で亡くなった子は早死ですね。[/aside]

この経験から、ウサギをもっと大切にしたいと思ったそうです。
そこからウサギに対する勉強を重ね、ペットシッターとして活動できる資格も取得したとのこと。

ペットシッター代がせいぜい1日2000円+交通費だけです。正直割のいい仕事ではないはずです。

背景にストーリーがあったことを知ると、本気でウサギのことを考えて活動されている方だなと感じました。
それが鉄壁の安心感を生んで契約する決定打になりました。

この出来事が僕がストーリーテリングというものを実感する瞬間でした。

ストーリーを裏付ける経験と知識

実際、このストーリーは話を聞いただけです。
もしかしたら、嘘かもしれません。

でも、僕は全く疑うことはありませんでした。
それは、ペットシッターさんの行動と話に筋が通っていたからです。

まず、うちのウサギがすぐにリラックスしました。
性格をすぐに理解して、好きな撫で方や草の与え方をしていたからです。

そして、
『緊急時の病院はどこがいいですか?』
と質問したときも、用途によっていくつかの病院を紹介してくれました。
さらに、獣医さんの名指しまで。
同じ神奈川県とあって、Google検索では対抗できないくらいの質のいい情報だったんです。

さらに、『ウサギの健康診断』があることも教えてくれました。
これはガンでウサギを亡くした経験があるからこそ、日頃の検査の重要性をわかっているからだと思います。

[aside type=”boader”] ウサギの健康診断という概念がなかった僕はすごく勉強させられました。
そしてもっと飼い主として自覚をもたなきゃなと反省。[/aside]

ただ、過去のストーリーを聞かされるだけでなく、それを裏付ける知識はとても重要です。
逆に、この部分がかけていると説得力がありません。

あくまでもストーリーテリングとは、リアルなものでなくてはならないということです。

まとめ

僕が実際にペットシッターを決めた話をもとに、ストーリーテリングについて書いてみました。

[aside type=”boader”] 自分の思いをしっかりとストーリーとしてまとめ、それを裏付ける知識があれば絶対に競合相手に負けません。
化粧品でも家電でもサービスでも最近は質が悪いものはほとんどありません。[/aside]

質が良いもの同士で戦うときには、ストーリーの有無が勝敗を決めます。
自分が自信をもって売れるものがあるなら、そのストーリーをしっかりと相手に伝えられると最高ですね!

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