【GAの仕様】Googleアナリティクスのセッション時間0秒になる原因は?実はその記事、読まれていないわけではないんです。徹底解説します。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/09/7b24f195b7a2bcf9fefa7c5d14a739d4.jpg” type=”l”]
平均セッション時間が0秒!?
そんなにこの記事ってダメダメなの・・・??
[/voice]
どうも、ZUMAです。
今回はこんな疑問にお答えします。
僕はWebマーケターとして、facebookをはじめWeb広告を扱っています。
✅記事の内容
[box class=”blue_box”]
- セッション時間0=読まれていないわけではない
- アナリティクスの仕様を理解する
- ツールを導入すればカウント可能
[/box]
セッション時間0秒問題は広告を扱うと直面しやすい問題です。
頑張って作った記事がそんなに最悪なのか・・・と凹む必要はありません。
今回はアナリティクスでセッション時間0秒になる問題をお話します。
平均セッション時間が0秒とは
まず、平均セッション時間とは「そのサイトにどれくらいの時間滞在したか」という指標です。
これだけみると、セッション時間0秒ということは記事が読む価値もなかったのか・・・と思いがち。
実際の例を見てみましょう。
こちらは僕が広告出稿をした際の、メディアサイトのアナリティクスです。
ユーザーが26件来ているのに、平均セッション時間が00:00:00になっています。
しかし、この記事から商品LPまで進んでいるユーザーが5%ほどいました。
ということは、全員が記事を読まずに帰ったわけではなく、しっかり商品ページに進んでるユーザーもいるということです。
では、どうしてこんなことが起きるのでしょうか。
Googleアナリティクスは「閉じた」を計測できない
実はGoogleアナリティクスはページを閉じたことを計測することはできません。
できることは、最初にアクセスした瞬間→最後のページにアクセスした瞬間だけです。
例えば、
[box class=”blue_box”]
- 広告→記事① (①0:00閲覧開始)
- 記事①→記事②(②0:05閲覧開始)
- 記事②→記事③(③0:15閲覧開始)
- 記事③→離脱(0:30に離脱)
[/box]
というルートを辿ると、計測できるのは①〜③までです。
つまり、セッション時間は0:15となります。
でも、実際には0:30まではサイトに滞在しているのです。ここが測定値と現実の乖離をうむ部分です。
✅参考:
https://support.google.com/analytics/answer/1006253?hl=ja
このため、広告用のサイトのように記事LPが1つしかないサイトの場合
[box class=”blue_box”]広告→記事LP→商品LP[/box]
という順序をたどります。これを先ほどのように考えると
[box class=”blue_box”]
- 広告→記事LP (0:00閲覧開始)
- 記事LP→商品LP(0:15離脱)
[/box]
このようになります。
実際には15分滞在しているのですが、記事LPと同じドメインないで回遊していないため、終わりの時間が計測できていないだけなのです。
ペライチサイトでは非常に起こりやすい事象です。
このため、セッション時間が0秒だったからといって閲覧されていないわけではないという結論です。
すぐにできる解決策
もし、このような状態でも滞在時間を測定したい場合はツールを導入する必要があります。
ヒートマップツールと呼ばれるものを導入するのがおすすめです。
今回は細かい説明は省きますが、様々なものがあります。
[box class=”blue_box”]
[/box]
ヒートマップツールを導入することで、熟読率やクリック率まで割り出すことができます。
Web広告を利用する際には、こちらも導入しておくと効果測定がやりやすいです。
まとめ
Googleアナリティクスセッション時間0秒問題解決できましたか?
天下のGoogle様でも、完璧ではありません。
ツールの特性を理解して、要所で使い分けることが大事です。